今やPC・スマホのradikoで聴く時代になりましたが、元来、ラジオは電波で送信されていて、それを受信機で聴くのが一般的でした。ここでは、あえてラジオ受信機で聴く方法をご紹介します。
ラジオの「バンド」
ラジオには「バンド」があります。AM、FMと呼ばれます。(厳密には、AM、FMは変調方式でバンド=周波数帯ではないのですが、ひとまず置いておきますね。)
AMは531kHz~1602kHzの範囲、FMは76.0MHz~90.0MHzの範囲です。「ワイドFM」と呼ばれるFM補完中継局(AMラジオの放送をFM電波で送信する放送)は、90.1MHz~94.9MHzの範囲です。
ワイドFMの範囲は、以前アナログテレビ放送で使われていた周波数帯が使われていて、その頃のFMラジオ受信機だと、アナログテレビの1ch~3chの音声をカバーする90MHz~108MHzが受信できるものもありました。デジタルテレビ放送になったことで空いた周波数帯を活用しているのがワイドFMです。ただし、最近のFMラジオ受信機では、「ワイドFM対応」でなければ90MHz以上がカバーされていませんので、要注意です。
ラジオ受信機
今でも現役なのが、ポータブルラジオとカーオーディオです。ポータブルラジオは、防災上も大切なアイテムとして使われていますし、カーオーディオはたいていのクルマに装備されていておなじみです。
ポータブルラジオ
ポータブルラジオは、その名の通り、持ち運べる小型ラジオ受信機。たいていは乾電池駆動ですが、充電式や手回し発電付きのものもあります。
災害のとき、情報収集のために使えるように防災グッズの一つとして備蓄しておく、という使い方が多いでしょうか。防災グッズとして備蓄してある場合でも、年に一度は電源を入れて動作確認しておけば安心です。でも、せっかくのラジオ受信機ですから、普段使いにするのも手ですね。ラジオ番組を聴きながら通勤・通学するのもおすすめです。特に、AMラジオは、その独特な音質が味付けになって、いい感じに響いてきます。ぜひお試しください。
カーオーディオ
最近は、カーナビに搭載されているオーディオ機能が一般的ですね。AMラジオ、FMラジオはどの機種でも対応していると思いますが、ワイドFMは新しいものでないと対応していない可能性が高いです。クルマに乗ったら、ラジオを聴いてみてください。
機種によっては「ラジオ」と表示されておらず、「チューナー」「TUNER」と表示されている場合があります。「チューナー」はラジオ受信機(機能)のことです。
ラジオ受信機付きブルートゥーススピーカー
そして、家で普段使いにするなら、ラジオ受信機付きブルートゥーススピーカーはいかがでしょう。先日、ブルートゥーススピーカーを買いまして、とても重宝しています。これにラジオ受信機が搭載されていれば、鬼に金棒。
複数メーカーから販売されていまして、AMラジオが受信できるものや、ワイドFM対応のものなど、いろいろありますので、ブルートゥーススピーカーを買おうかな・・・と思っている方は、ラジオ受信機付きの品も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
コメント